地方都市(集落)の実感

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 先日、日本人の年齢に関するニュースをたくさん目にしました。
「100歳以上の高齢者が全国で6万7824人となり、47年連続で過去最多を更新した。」
「今生きている人の女性の2分の1、男性の4分の1は90歳を超えて生きることになります。」等。

 私が小学生の頃(35~40年前)に感じた60歳代が今の80歳代くらいの体感だろうか?と思うくらいに現代老人は体力的に若い人が多くなりました。

 この間訪問したお宅には90歳超のご夫婦お2人でお住まいでした。体は健康・会話はスムーズで、おばあちゃんからは「お金はいくらあってもええで、なるべく高う買ってもらわないかんよ。ガーッハッハー(笑い声)」と冗談も飛び出すほどで実に元気なのだ。
 ただ、そんな元気な長老たちでさえ、自分で耕作(田・畑)ができなくなり委託管理してもらっているとか、自宅の庭木の剪定ができなくなったとか、徐々に身の周りのできる事が体力によって制限され、「自分が情けないわ。」と吐露されます。
 
 自分でできない事が増え、これまで通りの変わらない状態を保つためにはどうしてもお金が必要となります。できない事への補てんのためのお金が充分でない場合には、耕作地・庭木・家補修等へ充当するお金が後回しとなり、経年経過で徐々にその部分が朽ち果てていきます。

 ご夫婦揃って健康というお宅は少数で、伴侶が病気で在宅看護・施設入所ともなると、高齢で介護に携わる日常生活や資金面で相当なご負担になっている方も多いと思います。
 
 最近では単身世帯のご老人を訪問する機会もすごく増えています。

 ひと昔前跡継ぎと言われたていた実子たちは都市に生活拠点を構え、実家に戻るはない予定というご家庭が圧倒的に多いです。戻る予定がないばかりか実家を訪ねる機会を設けない方々も増えています。訪ねなければ、親の体力・実家の現状はわかりようがありません。
 
 不動産屋の私はご老人と話す機会も多く、ご老人たちは初見の私にもいろいろなことを話して下さる方も少なくありません。ご家庭の事情を聞く機会が増えれば増えるほど、やはり、一宮市は地方都市(集落)なんだということを日常で体感しています。